高血圧とは、最大血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、最小血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上の状態のことをいいます。そもそも血圧とは、血液が流れる動脈の内側にかかる圧力のことであり、最大血圧(収縮期血圧)とは心臓が収縮して血液を送り出したときにかかる圧力、最小血圧(拡張期血圧)とは、心臓が拡張したときにかかる圧力のことをいいます。高血圧は、心筋梗塞や脳梗塞の要因となります。高血圧を放置することなく、適切な医療機関の元で治療を行うことが大切です。

高血圧の状態を放置すると、動脈硬化を引き起こす可能性が高まります。動脈硬化は、動脈の血管が硬くなり、血管の弾力が弱まった状態の事を言います。動脈硬化が進むと、血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こすことが知られています。一時的な高血圧だからや私は関係ないと高血圧を放置することなく、あびこ駅 徒歩1分にある玉谷クリニックあびこまでお気軽にご相談ください。

動脈硬化

動脈硬化とは、動脈における血管が硬くなり、血管の弾力性が失われていく病気です。血管の弾力性が弱まると、血栓という血液中における血の塊が血管に詰まりやすくなり、脳梗塞・心筋梗塞・狭心症などの重篤な病気を引き起こすリスクが高まります。高血圧を早めに治療・予防することで動脈硬化を抑えることが重要となります。

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が血栓によって細くなることや血管が詰まることで、脳に充分な酸素やエネルギーが運搬されない病気です。脳に充分な酸素やエネルギーが運ばれないと、脳の細胞が壊死してしまい最悪の場合には死にいたる病気です。脳梗塞のリスクを抑えるためには、高血圧を治療することが重要です。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓の血管が詰まり心臓から心筋への充分な酸素や栄養分が届かなくなる病気のことです。脳梗塞とともに、心臓に充分な酸素やエネルギーが運ばれないと、細胞が壊死してしまい心筋梗塞を引き起こします。心筋梗塞を引き起こすリスクを下げるために、高血圧を治療することが重要です。

高血圧の原因は様々あります。

• 遺伝的素因(体質)
• 食塩の過剰摂取
• 肥満やメタボリックシンドローム
• 偏った食生活
• 運動不足
• 睡眠不足

高血圧を予防・治療するためには、生活習慣から見直すことが重要です。ご自身のお身体のことを正しく理解し、正しい治療や予防を行うことが大切です。

高血圧の治療には、非薬物療法と薬物療法があります。

非薬物療法

非薬物療法とは、生活習慣の見直し・運動・適度な睡眠・ストレスのない生活環境などにより、生活リズムを整えることです。高血圧は、一時的に回復しても意味がないため、血圧をコントロールする薬に依存することなく、生活習慣を見直していくことが大切です。

薬物療法

薬物療法とは、血圧をコントロールするお薬を服用する治療方法です。

• 血管を収縮させる物質を抑える薬
• 血圧を上昇させる物質を抑える薬
• 体内の水分量をコントロールする薬
• 心臓の心拍数を抑える薬
• 血圧をあげる交感神経の働きを抑える薬
• 血圧の調整を助ける薬　など

多数の血圧を抑えるお薬がございますが、お薬に依存しない高血圧の治療をすることが大切です。

高血圧は放置することで、脳の病気である脳出血や脳梗塞や心臓の病気である狭心症や心筋梗塞のリスクが高まります。高血圧の疑いがある方は、放置することなく地下鉄御堂筋線 あびこ駅 徒歩1分にある玉谷クリニックあびこまでお気軽にご相談ください。